スペイン語のEs/Me parece+形容詞+que は、「〜なのは…だ」「私は〜だと思う」と、後ろの内容を事実として伝えたり、評価したりするときの形です。
ポイントは、形容詞が事実・確信を表すか、評価・感情・反応を表すか。前者は直説法、後者は接続法になります。この記事では absurdo、agradable、comprensible を使い、否定文・疑問文・Era/Me parecíaの過去形まで例文で整理します。
結論:形容詞が「事実」か「評価」かで決まる
| 後ろの動詞 | 主な形容詞 | 例 |
|---|---|---|
| 直説法 | 確信・明白さ evidente, obvio, cierto, seguro |
Es evidente que Ana está cansada. アナが疲れているのは明らかです。 |
| 接続法 | 評価・感情・反応 absurdo, agradable, comprensible, importante, raro |
Es absurdo que Ana trabaje hoy. アナが今日働くなんてばかげています。 |
内容を事実として伝えるなら直説法、内容への評価・気持ちを言うなら接続法、と考えましょう。
Es+形容詞+que の基本
確信・明白さを表す形容詞:直説法
evidente(明らかな)、obvio(明白な)、cierto(本当の)、seguro(確かな)などは、肯定文では内容を事実・確信として扱うため、通常は直説法です。
- Es evidente que Laura vive en Madrid.
ラウラがマドリードに住んでいるのは明らかです。 - Es cierto que el museo cierra los lunes.
その美術館が月曜日に閉館するのは本当です。 - Me parece obvio que necesitamos más tiempo.
もっと時間が必要なのは明らかだと思います。
評価・感情を表す形容詞:接続法
absurdo(ばかげた)、agradable(うれしい・心地よい)、comprensible(理解できる)、importante(重要な)、raro(変な)などは、出来事への評価や反応を表すため、後ろは接続法です。
- Es absurdo que tengas que pagar por eso.
あなたがそれにお金を払わなければならないなんて、ばかげています。 - Me parece agradable que vengas a cenar.
あなたが夕食に来てくれるのはうれしいです。 - Es comprensible que estés preocupado.
あなたが心配しているのは理解できます。 - Me parece importante que todos participen.
全員が参加することが重要だと思います。
Es と Me parece の違い
Es absurdo que… は一般的な評価、Me parece absurdo que… は「私は〜だと思う」という個人的な判断を前に出します。どちらも absurdo が評価なので接続法です。
- Es raro que Pablo no conteste.
パブロが返事をしないのは変です。 - Me parece raro que Pablo no conteste.
パブロが返事をしないのは変だと思います。
否定文ではどうなる?
肯定文で確信を示す形容詞も、否定されると確信が弱まるため、接続法になることが多いです。
- Es evidente que Marta tiene razón.
マルタが正しいのは明らかです。→ tiene は直説法。 - No es evidente que Marta tenga razón.
マルタが正しいとは明らかではありません。→ tenga は接続法。 - No me parece cierto que él haya pagado.
彼が支払ったというのは本当だと思いません。→ 疑いを表すため接続法現在完了。
評価型の形容詞は、肯定・否定のどちらでも接続法です。
- Es absurdo que salgas con esta lluvia.
こんな雨の中で出かけるのはばかげています。 - No es absurdo que salgas con esta lluvia.
こんな雨の中で出かけることが、ばかげているとは言えません。
疑問文ではどうなる?
疑問文でも、疑問符ではなく形容詞の意味で選びます。
確信・情報をたずねる:直説法
- ¿Es cierto que el tren llega a las ocho?
その電車が8時に着くのは本当ですか。 - ¿Te parece evidente que ella está enfadada?
彼女が怒っているのは明らかだと思いますか。
評価・感情をたずねる:接続法
- ¿Te parece absurdo que trabajemos el domingo?
私たちが日曜日に働くのはばかげていると思いますか。 - ¿No te parece agradable que estén aquí?
彼らがここにいるのはうれしいと思いませんか。
疑問文だから接続法、というわけではありません。cierto・evidente なら直説法、absurdo・agradable なら接続法です。
Era/Me parecía+形容詞+que:過去形では?
主節が Era/Me parecía のように過去になると、評価型の形容詞では、後ろに接続法過去を使うのが基本です。
| 現在 | 過去 |
|---|---|
| Es agradable que vengas. 来てくれるのはうれしいです。 |
Era agradable que vinieras. あなたが来てくれるのはうれしかったです。 |
| Es absurdo que digas eso. そんなことを言うなんてばかげています。 |
Era absurdo que dijeras eso. そんなことを言ったなんて、ばかげていました。 |
| Es comprensible que se enfade. 彼/彼女が腹を立てるのは理解できます。 |
Era comprensible que se enfadara. 彼/彼女が腹を立てたのは理解できました。 |
評価している時点より前に終わった出来事には、接続法大過去を使います。
- Era agradable que hubieras venido.
あなたが来てくれたのはうれしかったです。 - Me parecía increíble que hubieran cancelado el concierto.
彼らがコンサートを中止したなんて、信じられないと思いました。
Era evidente que… は直説法
Era evidente que…、Era cierto que… のように、過去の時点で内容を事実として述べる場合は直説法の過去形です。
- Era evidente que disfrutaban de la comida.
彼らが食事を楽しんでいたのは明らかでした。 - Era cierto que la pastelería había cerrado.
そのケーキ屋さんが閉店していたのは本当でした。 - No era evidente que estuvieran cansados.
彼らが疲れていたとは明らかではありませんでした。→ 否定で確信がなくなるので接続法。
よくある間違い
Es absurdo que pagas por eso.
Es absurdo que pagues por eso.
absurdo は評価なので接続法です。
Era agradable que vienes.
Era agradable que vinieras.
過去の主節 era に合わせ、接続法過去を使います。
No es evidente que tiene razón.
No es evidente que tenga razón.
「明らかではない」は確信しないため接続法です。
練習問題:空欄に入る形を考えよう
- Es absurdo que no me lo ______.(decir)
- Es evidente que el clima ______.(cambiar)
- No es cierto que él ______ una novia nueva.(tener)
- ¿Te parece agradable que nosotros ______ juntos?(trabajar)
- Era comprensible que él se ______.(enfadar)
- Era evidente que el avión ya ______.(salir)
答え
- Es absurdo que no me lo digas.
それを私に言ってくれないなんて、ばかげています。
absurdo は評価なので接続法現在です。 - Es evidente que el clima está cambiando.
気候が変化しているのは明らかです。
確信・明白さを表すので直説法現在進行形です。 - No es cierto que él tenga una novia nueva.
彼に新しい彼女がいるというのは本当ではありません。
否定で確信がないため接続法現在です。 - ¿Te parece agradable que trabajemos juntos?
私たちが一緒に働くのはうれしいと思いますか。
agradable は評価なので、疑問文でも接続法です。 - Era comprensible que él se enfadara.
彼が腹を立てたのは理解できました。
過去の評価なので接続法過去です。 - Era evidente que el avión ya había salido.
飛行機がすでに出発していたのは明らかでした。
事実として述べるため直説法大過去です。
よくある質問(FAQ)
Me parece que の後はいつも直説法ですか?
Me parece que+文 は、話し手の判断や情報を述べるとき、通常は直説法です。
Me parece que Juan está ocupado.
フアンは忙しいと思います。
ただし、本記事のように Me parece+形容詞+que で、形容詞が評価・感情を表すときは接続法です。
Me parece importante que Juan participe.
フアンが参加することは重要だと思います。
No es evidente que… はなぜ接続法ですか?
「明らかではない」と言うと、後ろの内容を事実として断定していません。そのため、確信が弱まり接続法を使います。
No es evidente que ella tenga razón.
Era importante que… の後は何形ですか?
importante のような評価型の形容詞で、主節が過去なら、後ろは基本的に接続法過去です。
Era importante que vinieras.
あなたが来ることは重要でした。
まとめ
- Es/Me parece evidente, obvio, cierto que… は、肯定文では基本的に直説法。
- Es/Me parece absurdo, agradable, comprensible, importante que… は、評価・感情を表すため接続法。
- 確信型の表現も、否定されて確信が弱まると接続法になることが多い。
- 過去の主節 Era/Me parecía の評価型表現には、基本的に接続法過去を使う。
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