【スペイン語】aunqueの使い方|直説法・接続法の違いを譲歩表現の例文で解説

文法・表現

スペイン語の aunque は「〜だけれども」「たとえ〜でも」を表す代表的な接続詞です。文法用語では、期待される結果に反する内容を示す譲歩を表す従属節(譲歩節)を作ります。

ポイントは、aunque の後ろを事実として述べるか、それとも未確定・仮定として扱うかです。前者では直説法、後者では接続法を使います。

aunque とは?|「〜だけれども・たとえ〜でも」

aunque は「〜にもかかわらず」という逆接を作ります。pero と似ていますが、aunque は従属節を導く接続詞で、文頭にも文中にも置けます。

Aunque hace frío, vamos a pasear.
寒いけれど、散歩に行きます。

Vamos a pasear aunque hace frío.
寒いけれど、散歩に行きます。

意味はほぼ同じです。文頭に置くと「寒いけれど」という条件を先に強調できます。

一番大事な違い|直説法か接続法か

時制だけで決めるのではなく、話し手がその内容を事実として提示しているか、起こるか分からないこと・仮定として提示しているかで選びます。

形 話し手の捉え方 例
aunque + 直説法 事実・既知の情報として認める Aunque llueve, saldré.
aunque + 接続法 未確定・仮定・条件に左右されないこととして述べる Aunque llueva, saldré.

1. aunque + 直説法|事実として「〜だけれども」

雨が実際に降っている、相手が疲れているなど、話し手が内容を事実として扱うときは直説法です。

Aunque llueve, saldré.
雨が降っているけれど、出かけます。

Aunque Marta está cansada, sigue trabajando.
マルタは疲れているけれど、仕事を続けています。

Aunque ayer llovió, fuimos al mercado.
昨日は雨が降ったけれど、私たちは市場へ行きました。

直説法は、譲歩節の内容を否定しません。「雨が降っている」という事実を認めたうえで、主節の内容を述べます。

2. aunque + 接続法|「たとえ〜でも・〜かどうかにかかわらず」

未来のことであっても、話し手が事実として扱うなら直説法を使うことがあります。接続法を使うのは、起こるか分からないこと・仮定として扱うこと、または真偽を問題にしていないことです。

Aunque mañana llueva, iremos a la playa.
たとえ明日雨が降っても、私たちは海へ行きます。

Aunque sea caro, lo compraré.
たとえ高くても、それを買います。

Aunque no tengas tiempo, saca fotos, ¿vale?
時間がなくても、写真は撮って来てね。

ここでは「雨が降るか」「高いか」「時間があるか」は未確定、または結論を変えない条件です。

直説法と接続法の比較

直説法 接続法
Aunque es caro, lo compraré.
それは高いけれど、買います。
(高いことを事実として述べる)
Aunque sea caro, lo compraré.
たとえ高くても、買います。
(高いかは未確定、または価格に左右されない)
Aunque llueve, iremos.
雨が降っているけれど、行きます。
Aunque llueva, iremos.
たとえ雨が降っても、行きます。

過去の出来事では?

過去の事実を認めるなら直説法の過去形を使います。

Aunque estaba enfermo, fue a trabajar.
彼は病気だったけれど、仕事へ行きました。

一方、過去のことを仮定的・不確かなものとして扱うときは、接続法過去を使えます。

Aunque estuviera enfermo, fue a trabajar.
彼が病気だったとしても、仕事へ行きました。

この文は「本当に病気だったか」を話し手が断定していない、または病気かどうかを主節の結論にとって重要でないものとして示します。

過去の反事実なら、接続法大過去と条件法過去を組み合わせます。

Aunque hubiera llovido, habríamos salido.
たとえ雨が降っていたとしても、私たちは出かけていたでしょう。

a pesar de (que)・por más que との違い

a pesar de は名詞または不定詞の前、a pesar de que は主語・動詞を含む節の前に置きます。

A pesar de la lluvia, salimos.
雨にもかかわらず、出かけました。

A pesar de que llovía, salimos.
雨が降っていたにもかかわらず、出かけました。

por más que は「どんなに〜しても」のように程度を強調します。

Por más que estudies, no aprenderás si no practicas.
どんなに勉強しても、練習しなければ身につきません。

表現 主な意味
aunque 〜だけれども/たとえ〜でも
a pesar de + 名詞・不定詞 〜にもかかわらず
a pesar de que + 文 〜にもかかわらず
por más que + 動詞 どんなに〜しても

よくある間違い

× Aunque lloverá mañana, iremos.
○ Aunque mañana llueva, iremos.

未来の未確定な出来事を「たとえ〜でも」と言うため、通常は接続法現在 llueva を使います。

× A pesar de que lluvia, salimos.
○ A pesar de la lluvia, salimos.
○ A pesar de que llovía, salimos.

a pesar de の後ろは名詞、文を続けるなら a pesar de que + 動詞 にします。

練習問題|aunque を使ってスペイン語にしよう

  1. 二日酔いだけど、会議に出席します。
  2. たとえ明日筋肉痛がひどくても、私はジムへ行きます。
  3. 2時間並んだけど、そのラーメンはとてもおいしかったです。
  4. たとえスペイン語が完璧でなくても、話してください。
  5. 彼は元気だったけど、学校に行きませんでした。
  6. たとえ値段が高くても、そのコンサートのチケットを買います。

答え

  1. Aunque tengo resaca, asistiré a la reunión.
    二日酔いだけど、会議に出席します。
    二日酔いという事実を認めたうえで会議に出るため、直説法 tengo を使います。
  2. Aunque mañana tenga muchas agujetas, iré al gimnasio.
    たとえ明日筋肉痛がひどくても、私はジムへ行きます。
    明日の状態は未確定なので、接続法 tenga を使います。
  3. Aunque esperé dos horas en la cola, el ramen estaba muy rico.
    2時間並んだけど、そのラーメンはとてもおいしかったです。
    2時間並んだこともラーメンがおいしかったことも、過去の事実として述べるため直説法過去を使います。
  4. Aunque tu español no sea perfecto, habla.
    たとえスペイン語が完璧でなくても、話してください。
    「完璧かどうかにかかわらず」という意味なので接続法 sea を使います。
  5. Aunque estaba bien, no fue a la escuela.
    彼は元気だったけど、学校に行きませんでした。
    元気だったことを過去の事実として述べるため、直説法線過去 estaba を使います。
  6. Aunque sea cara, compraré la entrada para ese concierto.
    たとえ値段が高くても、そのコンサートのチケットを買います。
    値段がまだ分からない、または値段に関係なく買う意志を表すため接続法 sea を使います。

まとめ

  • aunque + 直説法:事実として認める「〜だけれども」。
  • aunque + 接続法:未確定・仮定・条件に左右されない「たとえ〜でも」。
  • 未来か過去かではなく、話し手がその内容をどう捉えるかが選択のポイント。
  • a pesar de (que) や por más que も譲歩表現として一緒に覚える。

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